【ご来社レポート】(一社)MMoP理事長・進藤さんにワークショップを体験いただきました。

DENTOの美意識を語る。進藤博信氏が訪れた、私たちの「額縁の現場」

先日、一般社団法人MMoP理事長を務める進藤 博信(しんどう ひろのぶ)様に、弊社の工場へお越しいただきました。

進藤様は、写真・ビジュアルコンテンツ制作において国内を代表する企業であった株式会社アマナの創業者であり、長年にわたり日本の写真文化の発展に携わられてきた方です。現在は、一般社団法人MMoP理事長として、新たな文化活動を推進されています。
今回の訪問は、知人の写真家の方を通じて弊社代表フクマキが「浅間国際フォトフェスティバル」で進藤様とお話しする機会があったことがきっかけでした。そのご縁から、弊社の額縁づくりや、家具事業への取り組みに関心をお寄せいただき、工場をご覧いただく運びとなりました。
 


 

 

当日は、額縁の制作工程や額装の体験などをご紹介し、進藤様には写真家としての視点からさまざまなお話を伺うことができました。私たちにとっても、改めて自分たちのものづくりを見つめ直す貴重な時間となりました。

その様子を、レポートとしてお届けします。

家具にもそっと活きる、職人の「正確さ」

まずは進藤様を製造工場にご案内しました。

額縁が作品の印象を決める上で重要な役割を果たすことを示すのが、「ルーター」のコーナーです。

 

ルーターとは、額縁の棹(さお)を削って様々な形状に加工するための刃物です。

 

 

 

進藤様は、このルーターの種類(刃物の形状)の多さに大変驚かれていました。

 

 

そして、額縁の角の接合には、木材同士を45度にカットしてぴったり組み合わせる「45度の留め」加工を用いています。これにより、強度が増し、職人の手でミリ単位より細かい正確さを追求した精密で美しい仕上がりを実現しています。

 

 

この「高精度で美しい留め加工」の技術こそが、実は私たちが新しく挑戦している家具シリーズにも活かされています。額縁のように、お部屋の空間をそっと格上げしてくれるような、洗練された家具を目指しているんです。

 

写真に「愛着」を吹き込む時間

工場見学の後は、ショールーム見学とフレーム額装体験のワークショップをご体験いただきました。

 

ショールームの壁面は、代表フクマキがセレクトした額縁で彩られています。

進藤様からは「いい空間だね」とお褒めいただき、特に弊社のシンプルながらも個性的なフレーム「VALLE」や「PETALO」をご覧になり、「一般の額縁屋さんでは珍しい形状で面白い」とその独自性を評価してくださいました。

 

 

ワークショップでは、ご家族のお写真を使って額装を体験いただきました。
完成したフレームを手にされた際には、自分で写真に額を合わせることで生まれる“特別感”について、印象をお話しくださる場面もありました。

 

額装のひと手間を通して、思い出の写真と向き合う時間が生まれること。その豊かさを、改めて感じられるひとときでした。

 

美しい暮らしをご一緒に

今回の進藤様との出会いは、私たちにとって、これからも「美しいモノづくり」を続けていくための大きな励みになりました。

 

 

進藤様にご体験いただいた額装体験は、工場見学ツアーの中で実施しております。

職人の技術に触れ、あなたの大切な一枚を額装する特別な時間です。

ツアーのお申し込みは随時受付中ですのでぜひご検討ください。

 

▶ ツアー詳細ページはこちら

 https://dentoframe.jp/