1932年にフランスで採取された植物標本を額装
福岡のセレクトショップで代表フクマキが出会ったこの標本を、専用の額縁に仕立てることで、空間をやさしく彩るアートピースに仕上げました。本品は、1933年にフランス・イゼール県で採取された一輪。長い年月を経てなお、花の可憐さとその佇まいが静かに語りかけてきます。植物名は「Leucanthemum vulgare(レウカンテマム・ウルガレ)」、一般には「マーガレット」として知られ、ヨーロッパの野に咲く風景を思わせる素朴な美しさが魅力です。当時の採集者によって丁寧に記されたラベルには、学名や俗名、採取地と日付がフランス語で綴られており、手書きならではの温かみが感じられます。