1933年にフランスで採取されたカリナタの標本を額装
福岡のセレクトショップで代表フクマキが出会ったこの標本を、専用の額縁に仕立てることで、空間をやさしく彩るアートピースに仕上げました。本品は、1933年にフランス・ピレネー地方のソレードで採取された、マツムシソウ科の植物 Valerianella carinata(バレリアネラ・カリナタ)の標本です。別名「Doucette(ドゥセット)」とも呼ばれ、近縁種には野生のフィールドレタスとして知られる「Valerianella locusta」があります。かつてはヨーロッパで野菜や薬草として親しまれていた歴史を持ち、左下には学名・採集地・日付が丁寧な筆記体で記された、当時の手書きラベルが添えられています。